犬の生態・形態について簡単に教えちゃうよ

イヌの属するイヌ科は、追跡型の狩猟者となった食肉類のグループ。持久力重視の走行に適した体のつくりをしてるんだよ。
イヌは古くから品種改良が繰り返されているの。そうしたことにより難産になりやすくて、帝王切開が必要不可欠なんだよ。

骨格

人間の骨の数を知ってる?200余の骨からできているの。犬の骨の数は犬種によって若干違いはあるが平均すると320前後もの骨からできているの。なんと人間の1.5倍。
数が多い分、骨が細い作りになっていて事故を起こしてしまうと骨折や脱臼を起こしやすい身体構造になっているんだよ。

毛の生え方や長さには、犬種によって色々な特徴があるの。
毛の成長サイクルは、犬種や生活環境によって大きく変化するんだよ。

歯は42本。人間は32本、猫は28〜30本なんかと比べてみても顎が長い分、歯の数も多いことが分かるよね。
身体特徴として、犬歯(牙)のほかに、裂肉歯と呼ばれる山型に尖った大きな臼歯が発達しているんだよ。

消化器

基本的に肉食なんだよね。植物質を含む色々な植物にもある程度までは適応するんだって。消化管はそんなに長くないんだけど腸の長さはいくらか長くなっているんだよ。
食物から栄養素を消化、吸収しているの。だけど犬の消化器は人間ほど丈夫ではないから食べ物には気を付けないといけみたい。

嗅覚

警察犬の遺留品捜査や災害救助犬なんかでも知られているだけあって、最も発達しているのは嗅覚なんだよ。匂いで食べられるものかどうか、敵か見方か、ここはどの犬の縄張りなのか、犬のお尻で雄か雌かなど判断できるそう。
人間の数千から数万倍とされ、酢酸の匂いなどは人間の1億倍まで感知できるんだよ。

聴覚

聴覚もわりと鋭いんだよ。
可聴周波数は40から47,000Hzと、人間の20から20,000Hzに比べて高音域で広いみたい。犬種による違いはほとんどないんだよ。

視覚

優れた動体視力を持っていて、1秒間に30フレームを表示するテレビなどはコマ送りにしか見えないそう。
眼には赤色に反応する錐体細胞の数が非常に少なく、明るいときに赤色は見えていない可能性が高いと言われているんだよ。明暗は認識できるんだけど、全色盲に近いと言われているそうだけど、実際はどうなのか気になるところだよね。

味覚・舌

サツマイモなどの甘いものを好むとされているの。だけど、酸味にも敏感で酸味のものは一般的に好まないみたい。塩味には鈍感でほとんど感じないとされているそうで、肉やチーズといった動物性のタンパク質が好きみたい。人間が約1万個の味が感じれるとして、犬は2,000個程度しか味覚が区別できないとされているんだよ。

出産

人間と同様、当然犬も大変でリスクもあるの。
出産は若すぎても体に負担が大きいので、2回目の発情出血以降の発情で妊娠させることが推奨されてるの。交配から約2ヶ月で出産するの。出産を行うにあたり健康的な年齢は6〜7歳の中年期あたりまでなの。高齢出産はリスクが高いの。
小型犬は難産になりやすく、ブルドックなんかは帝王切開でなければ出産はできないんだよ。
犬の出産を甘く見ちゃいけないよね。

寿命

犬は人間ほど長生きはしないの。平均は12歳〜15歳とされているけど、犬種によって結構変わってくるの。犬は生まれて2年で人間でいうとこの24歳くらいに達するんだよね。その後1年=4〜7歳くらいのスピード感で歳を取っていくよ。小型犬は大型犬よりも寿命が長く、中には20歳以上生きる犬もいるの。
シニア犬になったら異変を見逃しちゃいけないよ。規則的な散歩や食事、スキンシップを日頃から行い、いつもと違うと思ったら動物病院に必ず行くこと。
犬は人間の言葉が喋れないぶん、家族に気付いてもらうしかないんからね。