犬と室内での遊び方と注意点
犬が夢中になる遊び
愛犬と一緒に遊ぶことは、愛犬にとって体・心・精神に良い影響を与える重要な事柄の一つ。今回は愛犬が夢中になる遊び方をご紹介します。
犬にとって遊びとは?
犬の狩猟本能を刺激してくれるような遊びは犬に満足感を与え、ストレス発散につながります。つまり、愛犬の狩猟本能を刺激することが、遊びにおいて大切なことです。
その他にも
・健康維持 ・飼い主との絆が深まる ・しつけの練習
など様々なメリットがあります。
室内での遊び方
室内でのおすすめの遊び方を3つ紹介します。
レトリーブ
レトリーブとは、おもちゃを投げてそれを愛犬にとってきてもらう遊びのことです。運動量の確保はもちろん、ストレス解消にもなります。
それほど広い空間がなくてもできるのでおすすめです。
レトリーブの教え方
① 愛犬にボールの匂いを嗅がせたり、目の前で転がしたり、興味を持たせます。
② 興味を示したら、低い位置からボールを投げます。(徐々に遠くに)
③ 「行け」と指示を出して向かわせる。
④ ボールを咥えたら「おいで」や「戻れ」と声をかけ戻ってきてもらう。
⑤ ボールを持って戻って来れたら褒めてあげておやつと交換してあげる。
慣れてきたらおやつとの交換を無くしましょう。愛犬が言葉の意味を理解するのには少し時間がかかります。何度も繰り返し行うことで言葉の意味を理解してくれるでしょう。
ノーズワーク
ノーズワークとは、犬が鼻を使って匂いや食べ物を探し当てるゲームです。
ノーズワークの教え方
① 「待て」の姿勢を作る
② 愛犬の目の前におやつを置く
③ 「探して」など合図を出す
④ 見つけたら褒める
⑤ 少し距離を離して難易度をあげる
ノーズワークをするときの注意点
・時間を決めて、適度に休憩しましょう。
・成功体験をたくさんさせてあげることが大切です。
・徐々にステップアップしていきましょう。
犬は特に嗅覚の発達した動物です。発達している部位を積極的に使わせることは、脳にいい刺激を与えることにつながります。また、激しい動きをしないため近所迷惑にもなりにくいのもポイントです。
知育玩具
知育玩具とは、犬の知能や問題解決能力を刺激するために設計されたおもちゃのことです。
知育玩具の選び方
楽しく夢中になればなるほど、遊びは激しくなっていきます。基本的に犬のフードやおやつを入れて遊ぶため、集中的に知育玩具で遊びます。どうにかして中に入ってるおやつを取ろうとするため、引っ掻いたり噛んだりしてしまいます。そのため頑丈でなければすぐに壊れてしまいます。お気に入りの玩具が壊れてしまったら悲しいので、激しく遊んだり、投げたりするのに耐えられる丈夫なものをお勧めします。
他の玩具と同様に、噛んで遊びます。唾液などが付着し、そのままにしておくと衛生的によくないです。簡単に拭けたり、洗えるものを選びましょう。
知育玩具は様々なサイズのものが販売されています。大型犬に小型犬用の玩具を与えると誤飲する可能性があります。また、小型犬に必要以上に大きな玩具を与えると上手に遊べなくてストレスが溜まってしまいます。知育玩具を購入する際は、愛犬のサイズに合ったものを選びましょう。
以上3つが室内でおすすめの遊び方です。
遊ぶ時の注意点
飼い主が主導権を握る
犬と飼い主が楽しく遊ぶために、遊びの主導権を飼い主が握ることが大切です。遊びの始まりと終わりは飼い主が決めるなど、遊ぶ時のルールをしっかり決めておきましょう。犬の言いなりになってしまうと、要求癖がついて犬に振り回されてしまうので注意が必要です。
滑りにくい床を選ぶ
フローリングでの遊びは滑りやすく、足腰に負担がかかり怪我をしてしまう危険性があります。カーペットなどの滑り止め対策をしましょう。床に置くだけのフロアマットや汚れたら変えることのできるマットなど様々な種類がペットショップやインターネットで販売されています。愛犬のために、自宅に合ったものを探しましょう。
犬が興奮し始めたら休憩させる
興奮し始めると、飼い主の言うことが聞けなくなることがあります。遊びに夢中になって興奮しすぎないよう、遊びの最中におすわりや伏せをさせ、犬のテンションをコントロールできるようにしておきましょう。犬がおすわりや伏せを行っているということは、犬が飼い主の言葉に耳を傾けられている状態であるということを表しています。特に子犬は非常に興奮しやすい傾向にあるため、興奮しすぎていると感じた際は一旦遊びをやめおすわりや伏せをさせ、クールダウンさせましょう。
長時間遊ばない
愛犬と遊ぶ時にはあまり長時間にかけて遊ばなせないように注意が必要です。1回10分程度で、愛犬の体調や機嫌に合わせて時間や回数を変えてあげるといいでしょう。
まとめ
今回は、犬との遊び方と遊ぶ際の注意点についてまとめました。
室内だからといって必ずしも安全な環境とは限りません。周りに危険なものがないかよく確認してから遊びましょう。
玩具やフードを上手に使い、愛犬と室内でも楽しく遊び、犬のストレスをうまく発散しましょう。