犬って1日どれくらい寝るの?
犬は1日にどのくらい寝るのか
犬は人間よりも睡眠時間が長く、特に子犬はよく寝ます。愛犬が寝ている姿は可愛いですが、こんなに寝ていて大丈夫なのか不安になったことはありませんか?今回は犬の睡眠時間についてお話しします。
平均睡眠時間
犬の1日の平均睡眠時間は約12時間〜19時間といわれています。
子犬:18時間〜19時間
成犬:12時間〜12時間
老犬:18時間〜19時間
一般的に子犬と老犬は睡眠時間が長い傾向にあります。子犬は体の成長のために、老犬は衰えてきた体力を回復させるために多くの睡眠時間が必要なのです。
快適に眠れる場所は?
愛犬に質の良い睡眠をさせてあげるためには、快適な寝床の環境を整えることが大切です。
狭くて暗い場所が落ち着く
犬の先祖は穴蔵で生活していました。穴蔵は外敵から身を守りながら安心して寝ることができる場所で広さはありません。
昔からの名残かペットとして飼われている現在でも犬は暗くて狭い場所の方が落ち着くのでしょう。
静かな場所が好き
テレビ側や、人が行ったり来たり騒がしい場所ではゆっくり眠れません。
リビングの隅など犬が落ち着ける場所に寝床を作ってあげると安心して眠れるでしょう。
飼い主と寝るのはどうなの?
犬は元々警戒心が強く、ほとんど熟睡しませんが、信頼する飼い主の近くなら安心して眠れるでしょう。しかし、以下のようなデメリットもあります。
【衛生面の問題】
犬の抜け毛やよだれによる寝具の汚れ、ノミやダニなど寄生虫に刺されるなどの問題が起きる可能性があります。
また、人間と犬の間で感染する「ズーノーシス(人獣共通感染症)にも注意すべきです。必ず感染するわけではありませんが、感染の原因になることは否めません。
【躾への悪影響】
飼い主と常に一緒にいないと不安になってしまう分離不安、寝床を共にすると飼い主と同等の立場だと勘違いしてしまいます。上下関係が曖昧になると犬はいうことを聞かなくなり、ベットで好き勝手暴れたり毛布を占領したり粗相をしたりなど問題行動を招くかもしれません。
【怪我をさせてしまう】
飼い主が寝返りを打った際に下敷きになる、ベットから落下して骨折などの事故が起こる可能性があります。また、愛犬を下敷きにしないように飼い主が気を使うと睡眠の質が低下する可能性もあります。
まとめ
犬は1日の半分以上の時間を寝て過ごしますので、快適な環境でゆっくり眠ってほしいものです。良質な睡眠は愛犬の健康・長生きに繋がります。
睡眠時間が異様に短い、長い場合は早めにかかりつけ医に診てもらいましょう。
大切な家族が良質な睡眠が取れるような環境作りをして、健康に過ごしてもらえるようにしましょう。