犬に嫌われる行動【3選】

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犬に嫌われる行動【3選】

犬にも人間と同じように好きなこと、嫌いなことがあります。

あなたがいつも何気なくしている行為が実は愛犬に嫌がられているかもしれません。

この記事では、犬に嫌われる行動を3選紹介します。

1 【急に撫でる、ハグや抱っこ】

犬が気づいていないところから急に触るのはNGです。

人間も同じように、意識外から急に触られると驚きますよね。これは犬も例外ではありません。
犬は体に触れられるなどの刺激にとても敏感な動物です。毎日一緒の愛犬でも、外敵から身を守ろうとする本能から反射的に噛まれてしまうこともあります。

触れる前に名前を呼んであげて意識がこちらに向いてから触れるようにしましょう。

思わず抱きしめたくなるほど可愛い愛犬ですが、犬はハグや抱っこを好みません。ハグをしようとして逃げられた経験はありませんか?嫌われていると不安になるかと思いますが自然なことです。犬は撫でられたりお腹をかいてもらうのは好きですが、ハグされると身動きがとれず捕まえられている気分になります。

犬はハグを愛情の行為だと思っていません。抵抗ができなくなり、不安に感じてしまいます。
ハグ以外の方法で愛情表現しましょう。

2 強い匂いや刺激臭のするもの

犬は嗅覚が非常に発達していることで有名です。人間と比較すると犬は約100倍の匂いに対する感度を持ち合わせています。

犬の匂いに対する感度は人間の比ではありません。そのため、強い匂いや刺激臭などを嫌います。

一般的に犬が嫌う匂いを紹介します。

【化学物質】

犬は化学物質の強い刺激臭が苦手です。人工的な匂いは自然界に存在しないので異臭だと感じます。

・香水 ・殺虫剤 ・柔軟剤 ・芳香剤 ・化粧品 ・湿布 ・マニュキア

などは犬が苦手と感じやすい代表的な匂いです。強い匂いは体調不良を起こすこともあるので使う時は気を付けましょう。

タバコ

犬はタバコの煙でむせてしまいます。煙を吸い込んでしまうと気管支炎や肺がん、鼻腔のがんなどの病気を発症する可能性が高まります。

また、誤飲の危険性もあるので喫煙場所や吸い殻の処理に気をつけましょう。

【アルコール】

犬はアルコールを体内で分解できず、誤って飲むと中毒を起こす可能性があります。

匂いに敏感なため、アルコールの匂いを嗅ぐだけで軽く酔ってしまうことがあります。中毒を起こすほどではありませんが、長時間アルコールの香りを嗅がせていると体に悪影響が出たり、アルコール中毒と同等の症状が出る可能性はゼロではないのでなるべく愛犬にはアルコールの匂いを嗅がせないように心がけましょう。

3 大声で叱る

しつけの為に叱ることは大切ですが、大声で叱るのはNGです。

人間の4倍の聴覚を持つ犬にとって、大声は雷鳴が轟くような音に聞こえるといいます。

それとは反対に構ってくれると認識して興奮状態にしてしまうこともあるので、大声で叱るのはやめましょう。
叩くという叱り方もただ恐怖心を植え付けてしまうだけです。

正しく叱る方法


・無視する
犬がイタズラするときは、飼い主に構ってほしい時です。イタズラに怒ってしまうと「構ってもらえた」と誤学習してしまうため、無視が効果的です。15分から30分程愛犬に話しかけない、触らない、目を合わせないようにしましょう。時間が経ったら命令を1つ出し、上手くできたら思いっきり褒めてあげましょう。

・感情任せにならない
感情任せに怒ってしまうと、犬に恐怖心を与えてしまうだけで犬はなぜ怒られているのか理解できません。イライラする気持ちを抑えて、冷静になって叱りましょう。


・繰り返し叱る

同じ行動を繰り返しても、面倒がらず繰り返し叱りましょう。犬の行動をよく観察し、やってはいけないことをしたらすぐ叱る、繰り返し叱ることを意識しましょう。繰り返し叱ることでやっては行けないことを早く理解できるようになります。


・短い単語で叱る
犬は人間の言葉を全て理解できているわけではありません。伝わりやすく理解しやすい「NO」や「ダメ」など短い言葉を低い声で言うことがポイントです。

叱った後の接し方

愛犬を叱った後は、いつも以上に声をかけたり、スキンシップをとるようにしてください。玩具やおやつをあげて思いっきり遊び、コミュニケーションをとりながら、優しく声をかけてあげましょう。

犬を怒るよりも褒める頻度を増やしていくことで、問題行動の改善・減少にアプローチできます。犬を怒る、褒める行動のメリハリをしっかりつけてあげることで、愛犬は良いこと悪いことの区別が少しずつ理解できるようになります。

犬の気持ちや行動をじっくり観察しながら、愛犬本来の従順さを取り戻す怒り方をマスターしましょう。

まとめ

犬に嫌われる行動は今回紹介した3選以外にも様々なケースが存在します。

日々の何気ない行動で愛する家族の嫌がることをしているかもしれません。

飼い主が喜ぶと一緒になって喜んでくれて、悲しんでいると寄り添って慰めてくれる。そんな健気な犬の気持ちをしっかりと理解してあげられる飼い主でありたいですね。

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