犬の言葉を知ろう!感情と行動の秘密
人が犬と暮らすようになったのは、約1万5000年も前からだと言われています。
しかし、未だ現代技術では犬の言葉はよく理解できず…。
犬は人の言葉を話せず、私たちも犬の言葉を話せず
となれば犬の感情を行動や仕草から理解し、何を伝えようとしているかを汲み取ってあげることが大切です。
この記事を通し、愛犬の気持ちをさらに深く理解してあげましょう!
意外と知らない感情の表現
1-喜び
犬が喜ぶタイミングは様々です。
おでかけ、おやつ、一緒に遊ぶなど、日常の中に犬は喜びを見出しています。
『あれ、この子笑っているように見える』
と思ったことありませんか?
それ、気のせいじゃないんです。
犬は喜びの感情になった際、実際に目を輝かせ口元が緩み、笑っているように見えるのです。
他にも、尻尾をピキピキと素早く振っていたり、ぴょんぴょん飛ぶようにあちこち動き回っている時は喜んでいる証拠です。
この子今喜んでるのかな?本当に楽しいのかな?と思ったら『待て』をしてみるのも手です。
楽しく(楽しみで)、喜んでいる時は『待て』をしても、ソワソワと待てないような素振りになります。
2-怒り
よくやってるあの姿勢、実は怒ってるサインかも?
犬は人と違い
『(まぁここは大人しく我慢しといてやるか)あはは^_^(愛想笑い)』がありません。
ウ〜と唸るのはキレる手前、これはよく知られていますが、わんわん吠えているけどこれは怒ってるの?
ここで注目すべきは姿勢です。
お尻を少し落として前脚を少しワイドに広げ、勢いよく吠える。
これはキレてます。
この子はよく吠えるから怒っているのかどうかわからない、そんな時は是非姿勢に注目してみて下さい。
3-悲しみ
実は犬と人の悲しみ方は似ています。
布団に一人くるまり、目はうつろ、ショボーンと目が垂れ、歩く時はトボトボと、これがそのまま犬にもあてはまります。
飼い主に怒られたり、一緒に遊んでもらえなかったり、おやつが欲しいのに貰えなかったり、結構わかりやすく人と同じように悲しみます。
悲しんでいる時こそ飼い主からのフォローが必要です。
しっかり名前を呼んでかまってあげましょう。
様々な意味を持つ”舐める”
1-手を舐めてくる
愛犬が手を舐めてくることはよくあります。
実は注意が必要な場合もあるんです。
一般的に知られているのは
愛情表現・かまってほしい・リラックスしている、などですが、手の塩分、手についたニオイやゴミを舐めている可能性はおおいに考えられます。
舐めてくるなと思ったら一度手をしっかりと確認しましょう。
何もない状態で舐めているとすれば、それは上記通り愛情表現などでしょう。
これをかまわず無視していると違う部位を舐めてくるようになります。
それすら無視していると、犬からすると愛情を感じれなくなってきてしまいます。
しっかりと愛情表現には愛情表現で返してあげましょう。
2-顔を舐めてくる
顔を舐めてくる時のほとんどの場合は愛情表現ですが、愛情表現だけとは限りません。
ストレスを感じている際も顔を舐めてきます。
何がストレスになっているのか考えてあげましょう。
また、ご主人様に元気がない・落ち込んでいる時にも顔を舐めてくるケースが多いです。
これは『元気を出して、僕はここにいるよ』という様な愛情表現です。
パターンがあることを理解し、愛情表現なのかストレスなのかあなたをフォローしてくれているのか、理解した上でかまってあげましょう。
3-口を舐めてくる
愛犬にチューチューされると堪らなく嬉しいですよね!
ただこの場合もいくつか知っておくべきポイントがあります。
犬のキスは人同様、愛情表現なことが多いですが、人の口の中に食べカスや汚れ、虫歯菌があり、それに反応してやたらとキスをしたがる場合があります。
ご飯の後などは一度口をゆすいでからキスをするようにしましょう。
また、犬とのキスは必ずしも安全ではありません。
特に散歩の後など、外の何かをぺろぺろした状態でキスをすれば、外の何かを人が直接ぺろぺろしたことと変わりなくなります。
当然危険です。
犬の唾液から細菌が感染することで、気管支炎や副鼻腔炎などに繋がる可能性があります。
とはいえキスは避けられない…気持ちはすごくわかります!
なので、面倒かもしれませんがキスの後はしっかりと口をゆすぎ、細菌感染を防ぎながらイチャイチャしましょう。
まとめ
どうだったでしょうか。
意外と犬も人の子どものように感情を表すことが多いということがわかったと思います。
お互いの言葉はわからずとも、行動や態度からどのような心理状況か汲み取ってあげることが愛犬が幸せに暮らせるコツです。
逆も然り、愛犬もご主人様の言葉はわからずとも、行動や態度で心情を探っています。
犬の前だから不貞腐れていても大丈夫だろうと思っていたら大間違い!
愛犬はしっかりあなたのことを見ていますよ。