舌が青い犬はチャウチャウだけ?青い舌を持つ犬の特徴まとめ
「うちの犬の舌が青い…これって病気?」
そんな疑問を感じた飼い主さんも多いのではないでしょうか。特に有名なのは、モフモフな見た目が人気のチャウチャウ犬。実はチャウチャウの青い舌は、病気ではなく“犬種特有の正常な特徴”なんです。
しかし、犬の舌が青く見える理由はさまざまで、場合によっては注意が必要なケースも。この記事では、チャウチャウに代表される「青い舌を持つ犬種」やその理由、病気との見分け方までをわかりやすく解説します。
そもそも犬の舌が青くなる理由とは?

健康な犬の舌の一般的な色とは
多くの犬の舌はピンク色をしています。これは血液中の酸素が十分に供給されており、健康であることの証拠でもあります。元気で食欲もあり、ピンク色の舌をしていれば特に心配はありません。
青く見えるのは「色素」の関係?
一部の犬種では、舌に多くのメラニン色素が存在し、その結果として青〜黒っぽく見えることがあります。これは生まれつきの体質であり、病的なものではありません。チャウチャウやシャー・ペイなどがその代表例です。
病気による変色との見分け方
急に舌が青紫や灰色に変わった場合は要注意です。これは血中の酸素不足=チアノーゼの可能性があり、呼吸器や循環器の異常が考えられます。色の変化が突然で、呼吸が荒い、ぐったりしているなどの症状を伴う場合は、すぐに動物病院へ。
チャウチャウの舌が青いのはなぜ?
メラニン色素の多さによる自然な特徴
チャウチャウの青舌は、遺伝的にメラニン色素が非常に多いためです。これは異常ではなく、健康なチャウチャウに共通して見られる特徴です。個体によって濃さは異なりますが、黒に近い濃い青色をしていることが多いです。
青舌はチャウチャウのアイデンティティ
この青舌は、チャウチャウという犬種の純血性を示す特徴でもあります。ブリーダーの中には、舌の色の濃さを重視して繁殖を行っている場合もあるほどです。
古代中国での役割と神話的背景
チャウチャウは古代中国で神聖な犬とされており、青舌も「神の使い」としての証とも言われてきました。番犬や狩猟犬としてだけでなく、霊的な存在として大切にされていた歴史もあります。
チャウチャウ以外にも青い舌を持つ犬種はいる?
シャー・ペイ(中国原産)
チャウチャウと並んで有名なのが、同じく中国原産のシャー・ペイ。この犬種もメラニン色素の影響で舌が青〜黒っぽく見えることがあります。
ミックス犬(チャウチャウ・シャー・ペイの血統がある場合)
チャウチャウやシャー・ペイの血を引くミックス犬も、舌に青みが出ることがあります。必ずしも全体が青くなるとは限らず、部分的に色が付く場合もあります。
舌に黒い斑点がある他の犬種(ラブラドール・ゴールデンなど)
ラブラドールレトリバーやゴールデンレトリバー、アキタ犬などの中には、ピンクの舌に黒い斑点が見られる子もいます。これは色素沈着によるもので、基本的には問題ありませんが、急に増えた場合は病気の可能性も考えられます。
病気のサイン?注意すべき舌の色とは

紫色・灰色の舌は要注意(チアノーゼなど)
紫色や灰色の舌は緊急事態。これはチアノーゼと呼ばれ、酸素不足のサインです。特に心臓や肺に疾患がある犬で見られやすく、放置すると命に関わる可能性もあります。
他の症状と併せてチェックすべきポイント
- 呼吸が浅く速い、または苦しそう
- 歩くのが遅い、倒れる
- 舌や歯茎が青紫または白っぽい
- 食欲がない・元気がない
こうした症状がある場合は、すぐに獣医師の診察を受けましょう。
動物病院へ行くべきケースとは
舌の色が急に変化したとき、呼吸・心拍の異常、ぐったりしているなどの症状がある場合は、迷わず病院へ。早期の対応が重篤化を防ぎます。
青い舌を持つ犬におすすめのケアと飼育ポイント
暑さに弱い犬種が多いので夏の対策は万全に
チャウチャウやシャー・ペイは被毛が厚く暑さに弱いため、夏場は熱中症のリスクが高め。室内は涼しく保ち、外出は早朝か夕方にしましょう。
歯や口腔の状態も定期的にチェックしよう
舌が青くても健康であれば問題ありませんが、口臭・出血・腫れなどがあれば、歯周病や口腔内のトラブルの可能性も。定期的な歯磨きと動物病院での口腔チェックがおすすめです。
青舌犬にぴったりなグッズ・おやつ紹介(アフィリエイト導線に最適)
青舌犬は食欲旺盛で頑丈な子も多いので、噛む力に対応したおもちゃや消化にやさしいおやつがおすすめです。また、夏場には冷感マットやクールネックなどの暑さ対策グッズも活用しましょう。
まとめ|舌が青くても慌てないで!正しい知識で愛犬を守ろう

青い舌を持つ犬=病気、というわけではありません。チャウチャウやシャー・ペイなど、特定の犬種では正常な体の特徴として青舌が見られます。
ただし、急な変色や呼吸異常を伴う場合は要注意。チアノーゼなどの病気のサインである可能性もあるため、日頃から舌の色や体調を観察することが大切です。
「青い舌」に驚いたときは、まず犬種や状態を冷静に確認することが第一歩。正しい知識で、愛犬の健康と安心をしっかり守ってあげましょう。