日本で飼育費用が高い犬種ランキング10選|購入から生涯コストまで徹底解説

犬を家族に迎えたいと考えている方にとって、気になるのが飼育にかかる費用ですよね。犬種によって購入価格はもちろん、食費やトリミング代、医療費など、生涯コストが大きく変わってくるんです。

今回は、日本で特に飼育費用が高いとされる犬種をランキング形式でご紹介します。これから犬を迎える予定の方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

犬の飼育にかかる主な費用って?

ランキングに入る前に、犬の飼育で必要になる主な費用を確認しておきましょう。

初期費用

  • 購入価格(ブリーダーやペットショップによって変動)
  • ワクチン接種代
  • 畜犬登録費
  • ケージやトイレなどの飼育用品

継続的にかかる費用

  • 食費(体格によって大きく変動)
  • トリミング代
  • 医療費(健康診断、予防接種など)
  • ペット保険
  • おもちゃや消耗品

特に大型犬や被毛のケアが必要な犬種は、これらの費用が高額になる傾向があります。

日本一お金のかかる犬種ベスト10

第10位:フレンチ・ブルドッグ(年間約35万円〜)

短頭種特有の呼吸器系の問題を抱えやすく、医療費がかさむことが多い犬種です。購入価格も30〜50万円と高めで、夏場の温度管理にも気を配る必要があります。

皮膚のシワのお手入れや、定期的な健康チェックが欠かせないため、継続的なコストも考慮が必要ですね。

第9位:チワワ(年間約30万円〜)

小型犬の中では比較的リーズナブルに思えるチワワですが、実は医療費がかかりやすい犬種なんです。膝蓋骨脱臼や心臓疾患などのリスクがあり、定期的な健康診断が推奨されています。

購入価格は15〜30万円程度ですが、医療費やペット保険を含めると、生涯コストは意外と高額になります。

第8位:ダックスフンド(年間約35万円〜)

胴長短足の体型から、椎間板ヘルニアのリスクが高い犬種として知られています。治療には手術が必要になることもあり、医療費が高額になるケースが少なくありません。

購入価格は20〜40万円程度ですが、予防的なケアや万が一の治療費を考えると、しっかりとした資金計画が大切です。

第7位:ポメラニアン(年間約38万円〜)

ふわふわの被毛が魅力的なポメラニアンですが、その美しさを保つためには定期的なトリミングが必須です。月1〜2回のサロン通いで、年間10万円以上かかることも。

購入価格は25〜45万円程度。小型犬ながら、毛のケアにコストがかかる犬種といえます。

第6位:トイ・プードル(年間約40万円〜)

日本で最も人気の高い犬種の一つですが、飼育コストも相応に高いんです。抜け毛は少ないものの、毛が伸び続けるため、月1回のトリミングが必要不可欠。

購入価格は30〜50万円、トリミング代だけで年間12〜18万円はかかります。可愛らしさと引き換えに、それなりの覚悟が必要ですね。

第5位:ゴールデン・レトリーバー(年間約45万円〜)

大型犬の代表格であるゴールデン・レトリーバーは、その体の大きさゆえに食費が高額になります。月2〜3万円の食費は当たり前で、年間30万円以上かかることも。

購入価格は25〜40万円程度ですが、股関節形成不全などの遺伝的疾患のリスクもあり、医療費も考慮する必要があります。

第4位:シベリアン・ハスキー(年間約50万円〜)

美しい外見で人気のハスキーですが、大型犬特有の食費の高さに加え、運動量が非常に多いため、飼育環境の整備にもコストがかかります。

購入価格は30〜50万円。さらに、暑さに弱いため夏場の冷房費も無視できません。活発な性格ゆえ、十分な運動をさせるための時間と費用の両方が必要になります。

第3位:秋田犬(年間約55万円〜)

日本犬の中で最大級の秋田犬は、食費や医療費が高額になりがちです。購入価格も30〜80万円と幅があり、血統によってはさらに高額になることも。

大型犬特有の股関節の問題や、皮膚疾患などのリスクがあり、定期的な健康管理が欠かせません。また、しっかりとしたしつけが必要なため、トレーニング費用も考えておきたいところです。

第2位:サモエド(年間約60万円〜)

真っ白でふわふわの被毛が特徴的なサモエドは、その美しさを保つために頻繁なブラッシングとトリミングが必要です。購入価格は50〜80万円と高額で、希少性から100万円を超えることもあります。

大型犬ゆえの食費に加え、被毛のケア費用、暑さ対策の冷房費など、多方面でコストがかかる犬種といえますね。

第1位:チベタン・マスティフ(年間約70万円〜)

堂々の第1位は、超大型犬のチベタン・マスティフです。購入価格は100万円を超えることが珍しくなく、中国では数億円で取引されたケースも報道されています。

体重は60〜80kgにもなり、食費だけで月3〜4万円はかかります。さらに、大型犬特有の医療費、広い飼育スペース、専門的なトレーニングなど、あらゆる面で高額な費用が発生します。

飼育費用を抑えるためのポイント

どんな犬種を選んでも、工夫次第で費用を抑えることは可能です。

ペット保険の活用 万が一の高額医療費に備えて、ペット保険への加入を検討しましょう。特に医療費がかかりやすい犬種には必須といえます。

予防医療の徹底 定期的な健康診断やワクチン接種、歯のケアなどで、大きな病気を未然に防ぐことができます。

セルフケアの習得 ブラッシングや爪切りなど、自分でできるケアを増やすことで、トリミング代を節約できます。

フードの選び方 高品質なフードは初期費用が高く感じますが、健康維持につながり、結果的に医療費の削減になることも。

まとめ:愛犬との生活は計画的に

犬種によって飼育費用は大きく異なりますが、どの犬を選んでも、長期的な視点での資金計画が重要です。購入価格だけでなく、15年前後の生涯コストを見据えて検討することをおすすめします。

お金のことばかり気にするのは少し寂しい気もしますが、経済的な余裕があってこそ、愛犬に快適な生活を提供できるもの。自分のライフスタイルや経済状況をしっかり考えた上で、最適なパートナーを見つけてくださいね。

犬との暮らしは、お金には代えられない喜びと幸せをもたらしてくれます。しっかりと準備をして、素敵なドッグライフをスタートさせましょう!

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