小型犬と楽しむ室内遊び5選!愛犬のストレス解消法と運動不足対策

悪天候の日や忙しい時期には、お散歩にいけない日などは特に室内での遊びが大切です。適切な室内遊びは、愛犬のストレス発散や運動不足解消になるだけでなく、飼い主さんとの絆も深まります。今回は、自宅で手軽に実践できる小型犬との楽しい遊び方を詳しくご紹介します。

目次


1. 引っ張りっこ遊び


ロープタイプのおもちゃや専用の引っ張りグッズを使った「引っ張りっこ」は、多くの犬が大好きな遊びです。この遊びは犬の「引っ張る」という狩猟本能を満たしながら、飼い主さんとのコミュニケーションも楽しめます。遊ぶ際は、愛犬の口のサイズに合った、誤飲の心配がない大きさのおもちゃを選びましょう。また、長く楽しめるよう耐久性の高い素材のものがおすすめです。力加減に気をつけながら、「取られまい」という犬の本能を刺激して、適度な運動と楽しさを提供してあげましょう。小型犬でも本能的に引っ張ることが好きな子が多いので、サイズに合ったおもちゃで安全に遊んであげてください。


2. 宝探しゲーム(ノーズワーク)


犬は人間の何十倍もの嗅覚を持っています。この優れた能力を活かした「宝探しゲーム」は、愛犬の脳を活性化させる知的な遊びです。おやつやお気に入りのおもちゃを部屋のどこかに隠して、「探して」などの合図で見つけさせましょう。最初は見つけやすい場所に隠し、慣れてきたら徐々に難易度を上げていくのがコツです。ソファの下やカーテンの裏、おもちゃ箱の中など、安全な場所を選んで隠してみましょう。嗅覚を使う遊びは犬の本能を満たすだけでなく、集中力や問題解決能力も高めてくれます。宝物を見つけたときの愛犬の嬉しそうな表情は、とっても可愛いです。


3. 持ってこい遊び


「フェッチ」とも呼ばれる「持ってこい遊び」は、犬との遊びの定番です。お気に入りのボールやぬいぐるみを投げて、取ってきてもらう遊びですが、室内の限られたスペースでも十分楽しめます。廊下や広めのリビングなど、短い距離でも繰り返し行うことで、効果的に運動不足を解消できます。始める際は近い距離から投げて、おもちゃを追いかける楽しさを覚えられるようにしましょう。徐々に距離を伸ばしていくことで、運動量も自然と増えていきます。おもちゃを持ってきてくれたときには、「すごいね!」「上手だね!」と大いに褒めることで、愛犬のやる気もアップします。小型犬の場合は、口にくわえやすい軽いおもちゃを選ぶとより楽しめます。


4. かくれんぼ


「かくれんぼ」は、愛犬の探索能力を刺激しながら、飼い主さんへの愛着も深める効果のある遊びです。まずは愛犬に「待て」などの指示を出して待ってもらい、飼い主さんが別の部屋やカーテンの陰など、比較的見つけやすい場所に隠れます。そして「探して」などの合図で探してもらいましょう。最初は完全に隠れるのではなく、少し姿が見えるようにすると、愛犬も「見つけた!」という達成感を味わいやすくなります。慣れてきたらより難しい隠れ場所を選んでみましょう。この遊びは特別な道具がなくても楽しめるのが魅力です。愛犬が飼い主さんを見つけたときの嬉しそうな表情や尻尾の振り方を見ると、絆が深まっていることを実感できます。


5. 室内障害物競走


家具やクッション、段ボール箱などを活用して、愛犬専用の「障害物コース」を作る遊びです。この「室内障害物競走」は、運動能力や集中力、問題解決能力を高める効果があります。また、飼い主さんの指示に従って障害物を乗り越えていくプロセスは、しつけの練習にもなります。クッションの上を歩かせたり、テーブルの下をくぐらせたり、段ボールでトンネルを作ったりと、家にあるもので工夫してみましょう。安全面には十分配慮し、愛犬の体格や年齢、健康状態に合わせた無理のないコースを心がけてください。新しい障害物に挑戦するたびに褒めてあげることで、自信と達成感を育むこともできます。小型犬は俊敏で小回りが利くため、意外と複雑なコースも楽しめたりします。


室内遊びの際の注意点

安全な環境づくり

楽しい遊びの前提は安全です。遊ぶ前には、遊ぶスペースに危険なものがないかチェックしましょう。小さなおもちゃのパーツ、コード類、誤飲の恐れがあるものは片付けておきましょう。フローリングなどの滑りやすい床では、滑り止めマットを敷くなどの工夫をして、愛犬が滑って怪我をしないよう配慮してください。特に小型犬は骨が細く、思わぬ怪我につながることもありますので、安全対策は怠らないようにしましょう。


適切な運動量


どんなに元気な小型犬でも、適度な休憩は必要です。遊びに夢中になると、愛犬自身も疲れていることに気づかずに頑張ってしまうことがあります。息が荒くなったり、舌を大きく出したりしているときは、休憩のサインかもしれません。適度な水分補給と休憩を挟みながら、無理のない範囲で遊んであげましょう。小型犬は体が小さいため、思った以上に疲れやすく、体温調節機能も大型犬に比べて未発達なことが多いので、オーバーヒートに注意が必要です。


興奮のコントロール


楽しい遊びの最中に、愛犬が過度に興奮してしまうことがあります。吠え続けたり、コントロールが効かなくなったりする場合は、一旦遊びを中断して、落ち着かせる時間を作りましょう。「お座り」や「伏せ」などの基本的な指示に従わせることで、冷静さを取り戻させることができます。遊びの合間に簡単なしつけの復習を入れることで、メリハリのある時間を過ごすことができます。

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